BALMUDA TOAST NIGHT

先日、BALMUDA社のトースターを使ったトーストのフルコースイベント”TOAST NGIHT”が気鋭のレストラン「81」にて開催されました。
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2015-11-07 20.04.53

BALMUDAはデザイン家電会社と思われがちですが、全く異なります。BALMUDAにはクリエイティブとテクノロジーで本物の体験を提供し、人生の幸せを提供していきたいという思いがあります。こうしたこと自体を各界の著名な方々にダイレクトに伝えていくことでBALMUDA The Toasterの話題拡散と同時にBALMUDA自身のブランドのステージを引き上げていくことを目的として企画しました。

企画にあたっては、BALMUDAがクリエイティブと銘打っている以上、単なるトースターの販促を超えた企画にすべくトーストとこの企画が生み出す「ギャップ」を見つけることに注力しました。そこで軽食・朝食のイメージが強いトーストをその真反対で「トーストだけのフルコース」「ディナー」というコンセプトをつくりあげ「TOAST NIGHT」というタイトルを打ち出しました。

そのようなコンセプトにもとづき、Sumallyの山本さんにご協力いただき、気鋭のレストラン「81」さんとのコラボが実現、各界のインフルエンサーにお越しいただくことができました。結果としてゲストの方々にご満足いただくとともに、当初想定した話題性、BALMUDAブランドの引き上げに寄与することができたと実感しています。

BALMUDA自身がまだまだマスレベルで知られていないブランドですが、体験をデザインする実質的なのものづくりの技術力や思いのある会社なので、未来のアップルになるような可能性を感じています。私自身、社長の寺尾さんから求められていることが「社会性」「センス」という極めて抽象的な期待値なので悩むことも多いですが、今自分の中で最も夢やビジョンを感じる会社なので、今後も様々なかたちで「センスのある」ディレクションに関わっていきたいと思います。

カレーなる無印良品 2015

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今年もカレーの季節がやってきました。振り返ると3年連続でカレーキャンペーンを担当させていただいて、すっかりカレー番長になった気分です。。

今回のキャンペーンで主眼に置いたのは「試食会」。前回のキャンペーンで、販売に対して最も効果的だったのが試食会だったということでいかに全国の無印良品各店舗で魅力的な試食会を展開するかがポイントになりました。
(試食会が効果的だった理由として、お客様にしても食べたことのないものを買うのは敷居が高い、試食するとつい買ってしまうという購買行動があるかと思います)

そこで、全国の無印良品に本格カレーの試食トラックがやってくるというイメージをコンセプトの中心に据えました。このコンセプトに基づき、グルビさんに無印良品のカレートラックキービジュアルを開発いただきました。また、試食会時に全22種もある無印良品の本格カレーのラインナップをお伝えするために、配布できるメニューを準備しました。

また、試食会を実施する上で重視したのが「いかに店舗スタッフのモチベーションを高めるか」という視点です。店舗スタッフが自主性をもってクリエイティブに、ワクワクしながらカレーキャンペーンに参加いただけるよう、店舗で制作可能なペーパークラフトや、設置方法を自由にアレンジできる素材ステッカー、社員証にくっつけるキャンペーンステッカーなど、参加感を生み出すようなクリエイティブ制作を行いました。

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結局のところ、キャンペーンの成否は店舗スタッフ次第であり、いかに気持ちよく売り込んでいただくかが、もっとも効果的な取り組みだと感じました。コミュニケーション設計として「売り場・スタッフをクリエイティブにする!」を中心に置きました。
(結果としてレトルト売上昨年比120%UP、スタッフからカレートラックの現物をつくって欲しい!といった声があったそうです)

BALMUDA the Toasterといい、食のコミュニケーションは話題性もあり、かつ売り上げアップにつながる印象です。(BALMUDAの寺尾社長が食べるという行為は五感全てを使う行為であるという指摘をされていたことを思い出しました)。これからも食の新しいコミュニケーションを通じてクリエイティブにかつ結果を出していきたいと思います。

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人を幸せにするトースター BALMUDA The Toaster

BALMUDA初のキッチン家電 “BALMUDA The Toaster”のコミュニケーション&PR企画・セールス企画・キービジュアル開発・サイト制作にかかわるクリエイティブディレクションを行いました。

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このトースターはスチームテクノロジーと完璧な温度制御で、誰でも、手軽に、世界最高のトーストを焼き上げることができる画期的な製品です。

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クライアントと企画を詰めていく中で、技術に裏付けられた製品訴求は前提としながら、製品が提供する「最高に美味しいトースト」とそこから生まれる「幸せ」を伝えてというコミュニケーションの軸を決めました。

これまでの製品ビジュアル中心のコミュニケーションから、最高に美味しいトーストやそこにある人の気配・幸せ感・物語を伝えるために、朝、子供がトーストを美味しそうに食べている幸せ感を想像しながら、1点1点情感に訴える強いビジュアルを撮影しました。

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また、PRに関しても「試食体験型 記者発表会」のコンセプトを企画、通常のありふれた記者発表会でなく、BALMUDAらしいエッジの効いた記者発表会をカフェで開催することを提案し、多くのメディアの方々から反響をいただきました。
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最近、表面的なギミックやキャンペーン的なものから、「瞬間的に良いな」と感じられるビジュアルやコピーで、製品やサービスの良さを率直かつ高いクオリティで伝えていくコミュニケーションが時代の空気にあっていると感じます。

今回は製品企画まで踏み込むことはできませんでしたが、今後は製品とコミュニケーションをつなげていく「プロダクト・コミュニケーション」とともにそこから生み出させるBALMUDAブランドのグランドデザインにチャレンジしていきたいと思います。

生活者にとっての体験価値からプロダクトとコミュニケーションを設計し、生活者が本当に幸せになるような、そういったアウトプットを出していきたいと思います。

今後とも、BALMUDAの製品・コミュニケーションにご注目ください。